益子会計事務所インタビュー企画“将来像を設計する”企業に迫る!

益子会計事務所インタビュー企画“将来像を設計する”企業に迫る!

見えないところで力を発揮する“ゴム製品”だからこそ、こだわりを!
『良い品物をつくる』ための“環境整備と教育体制の確立”を目指す!

株式会社関東ゴム製作所
住所 〒143-0016 東京都大田区大森北2-12-8
創業:1960年10月
事業概要:ゴム加工業・柔軟質素材加工業
HP:http://www.kanto-gomu.co.jp
関東ゴム1★インタビュー回答
代表取締役社長 岸菜穂子 氏(写真中)
専務取締役   吉本和明 氏(写真右)
取締役営業部長 坊田正春 氏(写真左)

関東ゴム社長

事業内容や事業への思いについて聞かせてください。

岸社長:当社はゴムの部品、ゴムプレス製品の製造業です。自動車、医療機器、携帯電話など、様々なところで使われています。今は自動車部品の需要が多く、7割ぐらいを占めていますね。ただ、自動車部品といってもゴム製品ですから、見えないところで力を発揮しているんです。たとえば、車のドアを開ければ、そこにうちの製品があり、「こんなところに?」なんて事がよくあります(笑)。嬉しいですよ。予断ですけど、スペースシャトル(チャレンジャー1986年)の打ち上げ失敗も、ロケットブースタ内部に使用されるOリングの損傷が事故の原因だといわれています。そ

のような小さな部品が非常に重要な役割を担っているのだと思うと、私たちの仕事っていうのはすごいなっていう風に思うのです。

かなり突然の事業承継だったとお伺いしたのですが・・・

吉本専務:前社長が病気を患って突然の引退になってしまったのです。やむを得ず誰かを後継者に立てなければならない状況になり、かなりバタバタでした(笑)。
そんな中で、いろいろ我々の中で話し合った結果、まぁ私にやれ、という話もいっぱいあったのですけれども、なかなか受けられる状況ではなかったのです。そこで、社長の兄妹でもある岸社長に白羽の矢が立ったというわけです。

岸社長:私自身は、この会社に勤務して、もう32年?33年になるんですけど、経営者としては本当に駆け出しです。大変になるのは、これからだと思うのですが、今は、頼もしい2人(吉本専務と坊田取締役)がいてくれますから気持ち的には、問題ないんです。

今後の事業目標や力を入れている取り組みは何ですか?

坊田取締役:2004年9月に取得したISOがきっかけで、社内の環境整備や教育体制の強化に力を注いでいます。年に2回、品質強化月間を行ったり、整理整頓4S委員会っていうものを設立したり、全部それは『良い品物を作ろう』という思いが根底にある活動です。
基本的に我々は関与せず、従業員が中心で活動を続けています。始めて2年目に入ったところですね。

また、社内での勉強会も年間2回のペースで行っています。この勉強会も初期段階は、みんなが仕事の中身を知ろうということで、材質であるとか、ゴムとは何だとかからはじめました。製造に携わらない社員も会社で扱っているものがどういうものなのか、ということを共有するところから始めたのです。現在では、益子会計事務所さんにも勉強会で講師を行っていただいたりして、社内の活性化に役立っています。この活動はこれからも続けていきたいですね。そういえば、益子会計事務所さんに行っていただいた※研修も評判が良かったですよ。 ※下記感想を参照

経営計画づくりに取り組まれたとお伺いしましたが・・

吉本専務:経営計画というほど堅苦しいものではなく、“現状はどうなのか?”、“問題はどこにあるのか?”という話し合いをスタートした段階です。数値の計画はあくまでも営業部門で作成しています。そして、現在は益子会計事務所の方に、我々の経営会議に同席していただいて、うちの会社の状況を深く理解していただいています。ですから、経理をお願いするだけでなく、先行きの見通し、3年5年の計画を立てる時の考え方やツールの使い方を教えてもらうという形に徐々に変わっていくと思います。

経営計画に取り組んで変化したことはありますか?

岸社長:以前は、売り上げは分かっているけども、明確な数字を明確に把握していませんでした。しかし、益子会計事務所さんが経営会議に出席するようになってから、試算表がオープンになり、数値を共有できるようになりました。ですから、自然に数字に対する意識が生まれて、コスト削減などをみんなが意識するようになりますよね。

最後に益子会計事務所についてお聞かせください。

岸社長:やっぱり、益子会計事務所さんとお付き合いしていて、一番いいことは視野が広いことです。私たちはうちの会社の中しか見えませんけど、他社の例やいろんな問題をアドバイスしてもらえますから、本当に助かっています。特に、社長交代の時は、随分と力になっていただきました。遺言の問題とかね。今後とも末永くよろしくお願いします。

関東ゴム様で実施した研修の感想をご紹介! 

研修テーマ:適切なコミュニケーションを取る方法と健全経営会社概要
研修内容 :個人個人の人間タイプを知り円滑な人とのコミュニケーションを習得

会社では今現在、どの程度の経費がかかっているのかを教えて頂き、会社がさらに良くなっていく為にも、今まで以上に無駄をなくしていかなければならないのだなと思いました。コミュニケーションを取る方法では、今までは、『他人は自分にならないし、自分は他人にはなれないのだから違いがあってもしようがない』と思っていました。しかし、他人を知ることが、コミュニケーションの第1歩なんだとわかりました。しょうがないで済ませるのではなく、人間のタイプに合わせれば、円滑なコミュニケーションが取れるのだと認識しました。

各課の実務発表は、日常では詳しく知ることのできない各課の仕事内容が判り興味深かった。特に業務課と製造課が、目新しく興味を引かれました。
益子会計事務所の吉田さんの研修は、社員をタイプ別に分類した上で、タイプにあったやる気を引き出す内容を教えていただきました。社員各自のやる気を引き出す方法としては、斬新で面白いと感じ、社員とのコミュニケーションに使ってみようと思いました。

今までは、経営のことについてはあまり意識したことがなかったのですが、発注や在庫について意識するようにし、業務課としてできることをやらなければならないと思いました。毎月売上を見ることはあっても粗利まで気にしたことはなく、仕入れ合計額も稀にしか確認しない状態だったので、意識を改めて発注状況や仕入れ状況、売上げはもちろん粗利など全体的な部分をみるようにしていかなければならないと痛感しました。

2011年01月12日 |

カテゴリ: お客様の声



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